将棋や囲碁のタイトル戦…対局者の残り時間に決まり事は、何かあるのだろうか?
特に対局中トイレへ行きたくなった時、どんな扱いになるか?教えて欲しいです
タイトル戦の別、または開催の年度によって対局規定も変化していますが、タイトル戦などで『残り5分から秒読み』などと規定されている場合は、持ち時間が残り5分になるまでは、普通に考慮時間にの通りに減って行き、5分になったところで、秒の単位は切捨てられます。「残り1分で秒読み」なら、最後の1分だけという扱い。
『秒読み』という規定は、59秒以内の着手は切り捨てて0とみなします、ということになります。(ですから、残り1分になって延々と打ち続けることが可能です)
ところで(数年前までの記憶なので現在は変わっているかもしれませんが)、将棋はトイレ離席をしても手番になれば粛々と秒を読まれますが、囲碁は、秒読みのほうの対局者が離席しているうちに相手の着手があっても、席に戻るまで秒読みが開始されません。(いまでも同じでしょうか)
そうすると、確かに打って席を立つことで時間を有利に使えるということはありますが、棋院は駆け引きでそんなことをするやつがいても放っておけばいい。一部の不心得者のために、善意のものに弊害を生じさせる必要はない、という考えでした。
ついでに、将棋の古いエピソード。
記録係も、両対局者が秒読みになれば、絶対に席をたてません。なので、記録係はあまり水分を取るなというのが不文律だそうです。
しかし、あるとき両者秒読みの最中にどうしても我慢できなくなった記録係が『もう我慢できません!勘弁してください!』と対局を放り出してトイレに駆け込むと、対局者も同時にトイレに駆け込み、3者離席により対局中断となった、ということがありました。
特に決まりごと、というのはありません。
>特に対局中トイレへ行きたくなった時、どんな扱いになるか?
これも決まりごと、というのはありません。通常プロの対局では自分の持ち時間が切れたら1分以内に指さなければなりませんが、トイレに行くからという理由で秒読みの時計を止めたりすることはありません。
これを認めてしまうと事実上時間切れ→秒読みの意味がなくなります。プロは目の前に盤がなくても自分の頭の中に盤を置いて考えることができますから。時間がなくて読みきれない、あと数分あれば・・・という時にトイレに立てば時間を止めてくれるのならそれを悪用する人が出ないとも限りません。
プロの対局でのトイレと秒読みについては有名なエピソードがあります。興味があれば一読下さい。
http://blog.goo.ne.jp/handoroya/e/94503a33321be321bc75a92e9b7bea16
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