囲碁棋士の石倉昇さん(段位はわかりません)NHKの講座や囲碁の棋書で名前はよく拝見しますがNHKトーナメントで対局するの見た記憶ありません。
石倉さんはいわゆるレッスンプロなんでしょうか?
質問を読んで、「ああ、そういうば、、石倉が棋戦の本戦に出たのってほとんど記憶にない」と改めて思いました。
入段から20年で九段になったのですから、普通の棋士くらいのペースで勝ち数を上げていると思いますが、九段に上りながらタイトル戦の本戦出場が十段戦1回だけ、というのはかなり意外な気がします。
石倉昇は、麻布高校~東大~日本興業銀行を経て、プロになりました。
学生碁界では活躍したものの、プロは目指さずにいったんは企業人となりますが、日中囲碁交流で、日本の訪中選手団にアマとして参加して、プロ棋士の世界に直接触れることで、プロ転向を目指します。
日本興業銀行は、「入段試験に失敗したら、戻ってくればよい」と言ってくれましたが、本人は背水の陣で臨むべきだと、退社しての挑戦でした。
低段のころは、大手合で全勝優勝したり棋道賞の新人賞をもらうこともありましたが、次第にトップ棋士との差を実感したのか、アマチュア指導が自分の進む道だと判断しました。
もともとアマチュア時代が長く、アマの気持ちもよくわかり、穏やかで、やさしい語り口で、指導にも定評のある棋士です。
日本のプロ棋士は500名居ます。
そのうち、対局料だけで食べていけるトーナメントプロは30名は居ない。
もともと院生だったか、棋士目指してましたが、趙治勲のようなハイレベルの坊やに驚愕して、棋士への道を断念して一旦は学業に戻ったとか聞いたことがあります。結局棋士にはなりましたが、棋界の事をよく承知なので(トーナメントプロで食べていけるのはほんの一握りです)、レッスンの道を選ばれたようです。もちろん、レッスンプロとしてはとても評判がよく、その道では成功していますが。
NHK杯トーナメント↓
http://wiki.optus.nu/igo/index.php?cmd=kif&cmds=display11&kid=18074
すでに、回答にある通りで、20年以上前になります・・・。
日本興行銀行から、囲碁界に転籍してきた、異質の棋士ですので、普及活動に力を入れているのでしょう。
あと、勝負に強いのと、碁がうまいのは、別のもので、
実力と勝負強さが、比例しないのが現実です。
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