囲碁のコミのことで質問します。以前プロ同士での9路盤の対局を見ました。その時解かったのですが、コミは6目半でした。コミとは先着の効が何目かです。範囲が狭まれば変化や可能性が少なくなり先着の効が大きく
なると思うのですが、不思議な気がします。どう思いますか。
先着の効はたしかに大きくなりますね。
ですが、盤面が小さくなるという事は、同様にコミの価値も大きくなります。盤が狭い分、地になる目数の総計は減りますから。
ちなみに計算式聞いた事ありますので↓記
19路の先手の価値をA
9路の先手の価値をBとすると
19路における6.5目の価値をY
9路における6.5目の価値をZ
とすると
B=A×(19×19)÷(9×9)
Z=Y×(19×19)÷(9×9)
A=YとするとAにYを代入して
B=Y×(19×19)÷(9×9)=Z
すなわち9路盤における先手の価値=9路盤における6.5目の価値
まあ、私は3路盤で考えてこの計算式を信用したく無くなりましたが参考までに
遠い昔に何かの本で「囲碁は盤の大きさが変わってもコミは変わらない」と読んだ気がします。そのときは、そんなものかいなと読み流していましたが、最近ソフト相手に5路盤で対局し、双方最善を尽くすと盤面で黒の6目勝ちという結論に達しています。なお僕はザルですので、間違えている可能性もありますが、改めてコミは盤の大きさとは関係ないんだと思った次第。とはいえ流石に半目の違いはありますが。
私も、「19路盤」でも「9路盤」でも、同じ「6目半コミダシ」というのは不思議でした。
でも、これは初心者の指導用などとして「9路盤」がつくられて、プロ同士がそれで打ったりして、出てきた「結論」だと思います。
この「6目半のコミ」というのは、先番の黒が打つ第一着手が、目数にしてどのくらいの価値があるのか・・・。
それを現在は「13目」としているわけで、それで先番(黒番)の効は、半分の「6目半」になったのだと思います。
とはいうものの、今さらながら「19路盤」でも「9路盤」でも、同じ「6目半コミダシ」というのはまったく不思議です。
対局が進んでいくうちには、一手の価値が(「出入計算」で)20目とか25目とかの価値が出てくる場合もあります。
でも、「コミ」はあくまで「先着の利」を数字に置き換えたものと考えるしかありません。
ちなみに、
「二子」の置碁は、コミにして、13目+6目半=19目半(約20目)
「三子」の置碁は、コミにして、13目×2+6目半=32目半(約33目)
「四子」の置碁は、コミにして、13目×3+6目半=45目半(約46目)
・・・
のようになるかと思います。
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