2012年5月7日月曜日

将棋や囲碁は何時代に生まれたんですか?

将棋や囲碁は何時代に生まれたんですか?







囲碁の歴史は古く、「古事記」や「万葉集」にも記載があり、将棋も平安時代の11世紀初頭には貴族の間に将棋が遊ばれたとなっています。



囲碁も将棋も16世紀後半に至って目覚しい進歩をみせ、それまでの囲碁は、基盤の四隅の星にあらかじめ碁石を配置してから始めるいわゆる「置碁」でしたが、この16世紀後半に、現代と同じ「互先」が日本で始まっています。この置き石のない盤面に白黒交互に打ち進める「互先」というルールは、誰の考案かは定かではありませんが、囲碁の歴史のなかで大革命をもたらしたといいます。「本因坊」の名称は、この「囲碁革命」の真っ只中において出現し、新ルール「互先」は、現実の戦場での戦術に思いを馳せつつ、とある高名な武将の考案によるものだといえるかもしれません。

また将棋も現在の型(盤面九×九、駒数40枚)になったのも、16世紀後半以降のようです。



碁打ちの名手日海といい、京都の日蓮宗寂光寺にある七つの塔頭(たっちゅう、小寺院)のうちの一つ、本因坊を住処としていたことから、別名本因坊算砂と呼ばれました。この本因坊算砂は、囲碁のみならず将棋も能くし、大坂城の豊臣秀頼の前で、宗桂と将棋の対局を行っており、専業の棋士としても活動しています。



江戸時代の承応3年(1654)、「碁所」が設置され、碁打ち達は江戸城に出仕して、碁の対局をしたり、全国の碁打ちを総括しています。

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