2012年5月8日火曜日

囲碁のプロ棋士の方が、対局日を延期したい場合、どういう理由が認められるのでし...

囲碁のプロ棋士の方が、対局日を延期したい場合、どういう理由が認められるのでしょうか。

一般企業の場合ですと、法事などは考慮されますが…

例えば、身内(子供)が手術だから、とかそういう理由は許されるのでしょうか。

こういう事情でお休みした棋士がいた、とかいうエピソードがあれば聞かせて欲しいです。



ふとした好奇心で、くだらない質問ばかりしてしまい、すみません。







(将棋の例ですが)大山、升田級になれば認められます。強いものの発言が通る世界です。大山名人の場合はむしろ日延べというより手術に備えた繰り上げでした。升田九段の場合は体調不良のためずいぶん長いことA級に在籍のまま休場となっていました。碁の例では第1期名人戦で呉清源がオートバイ事故のため他の棋士よりかなり進行が遅れていました。読売丸抱え棋士であるから可能だったのでしょう。








将棋ですが「出産のためタイトル戦延期」



岩根 忍女流二段が妊娠中にタイトル挑戦を決めたのはいいのですが、出産予定日と対局日が重なったため、「対局日程をすべて白紙にして、出産後休暇(法律に定められた休暇)の後に、改めてタイトル戦を行う。」ということになりました。





将棋でもうひとつ「家族が新型インフルエンザに感染して対局者変更」



渡辺 明竜王が公開対局(公式戦)の前に「家族が新型インフルエンザに感染したため、不特定多数の人が集まる場所への移動を自粛したい。」との申し出。協議の結果、「対局日を延期するわけにもいかないので渡辺竜王に代わり、谷川浩司九段が当日対局する。」というもの。



ちなみにその大会、代役出場の谷川九段が優勝して「優勝賞金は自分がもらうべきものではない。」ということで賞金全額を将棋普及のために寄付。







日本棋院から、原則対局の2週間前までに対局通知が届きますが、この通知が発行されると、如何なる理由があろうとも対局日の変更は不可。

指定の日に対局できないなら不戦敗です。



棋士に何らかの用事があるときは、あらかじめ棋院の手合課に、○月○日は対局を入れないで、と申し入れをします。



身内の不幸であろうと不戦敗という規定は、昔はそういう時代がありました。「碁打ちは親の死に目にあえない」をそのまま地で言った話ですが。

また、昭和時代の棋戦は、リーグ戦やトーナメントでも、対局場に旅館・ホテルが充てられていた時期があり、対局設営の点からも日程は変更できないということもありました。

曖昧な記憶で申し訳ないですが、直近の親族の不幸については、特に猶予するように変わったような覚えはあります。





手合が決まった以上は、当日はどんな病気、怪我だろうと、対局に現われれば不戦敗を免れるわけですが、昨年でしたか、規定が一部変わり、『インフルエンザ等の感染症にかかった場合は、強制的に対局を欠席させて不戦敗とする』と、どんなに本人が病気をおして対局を望んでも、命令で不戦敗とされることになりました。



それについては、強制的にされるのなら、対局日変更とするべきだ、と棋士の反発をうんでいる状態です。







不戦敗に成るでしょう。。。。。。。

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