将棋と比べて囲碁はなぜあんなに難しいのですか?
簡単にいうと「変化」と「手数」が多いからです。
将棋は一局の手数がおよそ130手程度ですが、囲碁ではその倍はかかります。
これは、盤面が「9×9」と「19×19」の差です。
このために、ス-パーコンピューターはあらゆる変化を記憶して、10年以内にプロ将棋棋士を負かすだろう(?)ともいわれます。
実際、スパコンの実力は既にプロに近いのです。
それに比して、囲碁ではスパコンといえどもプロ囲碁棋士には遠く及びません。
囲碁は一手一手に変化が多すぎて、スパコンでも計算しきれないのです。
余談ですが、日本棋院の娯楽室には将棋盤があります。
プロ囲碁棋士が対局で火照った頭を冷やすのと、気分転換に局後に将棋をするためです。
しかし、将棋の棋士は、対局後に囲碁をしないそうです。
却って頭が疲れるからだそうです。
これは先日、囲碁将棋チャンネルで、プロ将棋棋士がインタビューで話していたことです。
「本当は囲碁がしたかったが、今からでは転向できない」とも話していました。
囲碁の方が国際的で、奥が深いからだそうです。
私は、囲碁を覚えてからはもっぱら囲碁です。
将棋好きの友人が「囲碁にも付き合うから将棋にも付き合え」と言ってましたが、彼も囲碁を覚えて囲碁にはまってしまいました。
どの段階で難しいのかが問題ですね。ゲームができるようになるという段階なら
ルールの少ない囲碁が簡単でしょう。これは先入観の無いこどもなどの場合に
言えると思います。小学校低学年に将棋や麻雀を教えてもゲームに至るまでに
相当時間を要しますが、囲碁なら30分で9路盤で打っています。
ところが王様をとる、聴牌してあがるようにいかないのが囲碁ですね。広い盤の
どこに打っても制約が無いので自由ですが、すべて自分の責任だから大変だ。
私は将棋が指せないので具体的にこう違うとは言えませんけど
囲碁と将棋も基本は同じです
手筋や手順、定石(跡)、布石(将棋で言う戦法)等
そして、これは当たり前のことですが、盤面の広さで変化の違いが多く出てきます
また難しく感じさせる要素として、死活やコウといったルールの違いでしょうか。
将棋では駒が動けない状況というのはあるんでしょうが
囲碁の場合、石を相手にわざと取らせたりする方法や、相手の石をわざと活かす方法などがあり、
そういった意味では手広い戦略がとりやすいです
格言にも左を打ちたければ右を打てというように、盤面をよく見て判断せざるを得ないという点でも難しいと感じるのかもしれません
なにより、囲碁は陣地を争うという点でどちらが有利か不利か、陣地はどの程度できるかなど
形勢判断が必要になります。
しかも、厄介なことにプロによってこの判断はまちまちで非常に困惑します。
とりあえず挙げるとすればこんなところでしょうか
まず、石を置く、目の数と、将棋の駒を置くマスの数を比べてみましょう。
囲碁のほうが圧倒的に多いですよね。
その時点で、囲碁の方が、打つ場所が多いことがわかります。
次に、将棋は、駒毎に動きが決まってますよね。
囲碁は石が盤の上に増えていくもので、盤の上の石は動きません。
つまり、ほぼどこにでも打てるわけです。
だから打つ手の可能性が多い囲碁の方が難しいのでは?
将棋も十分に奥が深い。雑魚ならば貴方の様に分からないと思う。
大局観がすごく必要だからじゃないかな。僕も囲碁は難しくてだめ。
将棋は棒銀だの穴熊だのと戦法が分かりやすく体系化されてますが、囲碁の戦法はなんか漠然としている気がします。
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