2012年5月3日木曜日

囲碁についての質問です。よろしくお願いします。

囲碁についての質問です。よろしくお願いします。

コミについてです。

「コミが5目半の時代は黒番の方が勝率がまだよかったんですよねえ。」



そこで質問です。

1.「コミが6目半」になれば勝率はどうなると思いますか?

Aまだ黒番の方が勝率がいい。

B白番の方が勝率が良くなる。

C関係ない。



2..「コミが7目半又は8目半」になれば勝率はどうなると思いますか?

Aまだ黒番の方が勝率がいい。

B白番の方が勝率が良くなる。

C関係ない。



みなさまよろしくお願いします。







プロの対局で平成20年度はコミ6目半で黒番の方が勝ち数が8.8%程白番より多い。



8.8%の勝ち数の不平等は無くした方が良いでしょう。コミは7目半にするべきですね。



http://www.nihonkiin.or.jp/match/2008/11/66.html








結論としては、まだ7目半くらいまでなら「どうなるかはわからない」ではないでしょうか。



元々、公式戦の中で初めてコミが採用された本因坊戦では4目半で、その後に誕生した棋戦で5目、5目半が採用され、タイトルによって異なる時代を経て、『どうも4目半では黒のほうが打ちやすいようだ』という多くの意見により5目半に統一される時代になりました。

そして、韓国最強時代になり、当時の第一人者イ・チャンホが、『コミは6目半が正しいように思う』と発言したことにより、韓国国内では6目半になり、それでもしばらくは日本国内では5目半の時代を経て、国際棋戦の対抗上のこともあって6目半になりました。

別に、記録を基に「コミが1目増えると、黒番半目勝ちが、半目負けになるから、それで過去記録から勝敗を計算し直すと平等になるから」なんていう理由では決めていません。

アマチュアのように、とりあえず打ってみて、たまたま結果が半目でした、というのとは違うのです。

プロは、1目の違いのために無理をしたり、自重したりします。譲歩しても半目残せることがわかっている、とか、半目負けだからツブレるのも覚悟して前に出て中押負けになる。

そういう事情を無視して、結果の半目勝負だけ集計しても意味がありません。



5目半では黒が打ちやすいという感覚的な意見と、第一人者(国)に倣うことが主たる理由で、その結果として統計的に半目勝負当てはめると、より5割に近づくから正しいのではないか、と、統計は後付けでついてきただけです。





6目半になったら、当然打ち方は変わるよ。と、プロ棋士は言うでしょう。

そして、6目半でも黒の勝率が良い、ということはあまり気にしていません。6目半でも黒が勝ちやすいという『統計』が出ているから7目半にしよう、という意見はこれからも出ないと思います。

単なる勝率だけではなく、「6目半でもまだ黒が打ちやすい。7目半でもまだ黒で工夫して打てる余地がある」と思えば7目半に移行するかもしれません。

これ以上のコミの変動は、どこまでは棋士の工夫と戦略によって補うことができるかを見極めるわけで、囲碁というゲームを本質的、根本的に、どこがまったく公平になる線なのかを確かめることにはならないし、囲碁の全手順が解明されない限りは、コミは何目が正しいかは永遠にわからないと思います。



7目半になっても、それなりの打ち方が生まれ、勝敗などはどうなるかわからない。

ただ、多くは、さすがに8目半コミを出せといわれたら、「それなりの工夫」なんてやりようがなくなり、コミの貯金だけで押し切られてしまう、と考えるかもしれませんが。







数年前(wikipediaによると2002年からだそうです)に,コミが5目半から6目半になりましたが,それを決める際,プロ棋士の過去の公式戦での記録を基に,コミが何目なら黒白の勝率が同じになるかを計算して今の目数を決めています。

なので,プロ棋士が打つ分には,コミ6目半で黒白の勝率はほぼ同等になるはずです。

…でも,それはプロ棋士の中でも5段以上のように,黒白どちらを持っても同じレベルで打てる人の話。大抵の人は,黒番・白番のどちらか一方が得意(好き)だと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿