スソガカリ後の進行について(画像参照)
東洋囲碁などで9段の人の対局とか見てても図のようになっているのをよく見るのですが、4のはさみつけにたいして、黒がさがったらどうなるのですか?
はさんだ白からは黒が下がった時どういう狙いがあるのでしょうか。
以前囲碁のプロ棋士を目指していました。
下がりは基本的に得になることは少ないです。とりあえず下がりに対しては白は手を抜いて8の十七辺りにひらくことになるのですが。
まあいろんな味があるのですが、たとえば白3の-十二とつめられたとします。それにたいして手を抜くと白2の十六ととばれたときにきりとわたり(2の十四)が見合いになってしまうわけです。後は白3の十三なんかにつけられたときに黒4の十三などとうけるとまたまた白2の16とうたれるときりとわたりが見合いになってしまいます。
後はちょっとカッコいい手なんですが白2の十四が筋になることも多々あります。これに対して2の十五に受ければまた白2の十六が筋になりますし、黒が2の十三と打てば3の十五と打つような味が残っているわけです。
もちろんすぐに打つかは別にして常に隅の一石が何かと活力を失っていないのが非常に厄介なわけです。例えば後々黒が4の十などと星にひらいたりした場合にも3の十二などと打ちこまれたときに隅の味と中央進出を見合いにされて手を焼くなんてことになるわけで下がりは基本的に得しません。
ちなみに5とは受けませんよ? これは渡りがあたりで先手になってしまうので部分的に5の手では3の十七の単つぎが正しいです。
まあこんな感じで参考にして頂けるとありがたいです。あまり難しすぎる質問で無ければある程度は答えられますのでまたいつでも分からないことがありましたらリクエストで質問ください。今回のように碁盤の画像をつけていただけると親切で助かります。
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