2012年5月6日日曜日

囲碁についての質問です。 棋力3級くらいの者ですが、小林覚先生の『大局観養成講...

囲碁についての質問です。

棋力3級くらいの者ですが、小林覚先生の『大局観養成講座』を読めのはまだ早いですか?


3級向きでないなら、その他に大局観を養うのに良い本を教えていただけるとありがたいです。

よろしくお願いします。







この「小林覚の大局観養成講座」で解説されている『大局観』という考え方とか、

同じシリーズの「武宮の形勢判断」で解説されている『形勢判断』という考え方は、

有段者になるための必須の考え方です。



それまでは、「定石」とか「布石」とか「手筋」とか「死活(詰碁)」とか、部分の打ち方を勉強されてきたかと思います。

本当のことを言うと、「定石」とか「布石」では「大局観」が要求されるのですが。



この「大局観」とか「形勢判断」ということは、それらを総合して盤面全体の状況を把握するものです。



プロやアマ高段者は、常にこの二つの考え方で、一手一手を打ち進めていると言っても過言ではないと思います。



ということで、この本を読破されたのなら、次にはプロの碁を並べたらいかがでしょうか。



「棋譜並べ」には二つの方法があります。



① 「一局の碁」を最終手まで何回も並べて、100手くらいまで「棋譜」を暗記できるくらいになる。

② いろいろな棋譜を中盤の戦いが終わって「大ヨセ」の段階くらい(大体150手くらい)までを並べる。



いずれの方法でも構わないと思います。

そして、対局者がどのような「大局観」と「形勢判断」により打ち打ち進めたかをくみとってください。



最後に「棋理(碁の考え方)」をテーマにした次の3冊をおススメします。



「アマが強くなれない4つの理由」 武宮正樹 毎日コミュニケーションズ B6 2006

「アマが気づかない4つの錯覚」 武宮正樹 毎日コミュニケーションズ B6 2007

「アマが理解できない4つの常識」 武宮正樹 毎日コミュニケーションズ B6 2009








早くはありませんので、ぜひ読んでみてください。



しかし、もっとお勧めの方法がありますが、日本棋院の本が

売れなくなるので、クレームが付くかもしれません。(笑)



新聞の囲碁欄は、タイトル戦などトッププロの打ち手の宝庫

ですので、出来れば毎日並べましょう。



打ち手の意味なんか解らなくてもかまいませんので、石の流

れや感覚を覚えましょう。



序盤(布石)を特に大切にし、中盤の戦い方やさばき方を習

いましょう。



すらすら並べられるようになれば、すぐに三段くらいにはなれ

ますよ。







級の頃って楽しいですよね。読めてないのでお互いに一手で石が死んじゃうところを気がつかなかったりして。それがまた途中で気がつくんだけど相手がいつ気がつくかはらはらしたりして。運とかハプニングが多くてでも面白かったと思います。よく3級と3段のところに壁があるなんていいますけどそこを越えると囲碁の奥深さがわかってまた違った形の面白さになります。私は、大局観とか意識し始めたのは3段くらいの頃でした。でも級の頃から意識していたらもっと速く強くなったかもしれません。大学のときに打ったことある人でその人の生涯で2局目のお相手をしたのですが彼ははじめから3段くらいでした。つまり、趣味で囲碁の本ばかり読んでいたのに大学に入るまで相手がいなくて打ったことが無かったのです。(インターネットも無かった頃です)本で強くなれるという見本みたいな人でした。どうぞ頑張って読んでみてください。







申し訳ございませんが、「大局観養成講座」は読んだことが無いです・・・

ただ、3級だから読んじゃだめ、とかは無いので自分が興味をもった本はどんどん読んでもいいと思いますよ^^

読んでみて難しいと思ったなら、時間をあけてからまた読んでみてください。きっと新しい発見があるはずです。



ちなみに趙治勲さんの「初段突破!一目の布石」もおすすめです!

これを何回もやるだけで布石においては確実に初段は越えますよ^^

大局観もよくなります。

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